特徴
小麦粉には主に製菓でよく使われる「薄力粉」、製パンで使われる「強力粉」、そしてその間にある「中力粉」「準強力粉」とありますが、これは小麦の中のたんぱく質=グルテンの含有量です。
強力粉になればなるほどグルテンが多く、もっちりとした仕上がりに。
逆に薄力粉に近付けば、サクサクほろほろとクッキーの様に。
一般的なパンでは「強力粉」が多く使われ、ハード系と言われるパンではその次の「準強力粉」が使われることが多いです。
咲くカフェ Flowerで焼いている「全粒粉ハードトースト」は、強力粉+準強力粉+全粒粉小麦粉をブレンド。
いわゆるシンプルな食パンよりも、ハード系の要素と全粒粉の香りが加わった生地で、ライ麦生地やバゲットの生地以外の、トースト以外の全般的なパンのメイン生地として使用しています。
「ハードトースト」というと「固いの?」と思いがちですが、実際は、一般的なパンの「もっちり」に対して「ふんわり」。
そしてハード系よりならではの、焼くと表情を変える生地です。
おすすめの食べ方
トーストパンも、その他パンも、パンを買った当日でも、食べる前にトースターで「リベイク」(=焼き直し)することをおすすめします。
ハード系寄りの生地だからこそ、焼くことによって表面「さっくり」、中身「ふんわり」と仕上がり、焼き加減によってお好みで「ザックリ」にも仕上がります。
食感だけでなく、全粒粉の風味や各素材の味も引き立ちますので、味わいは格段に上がります。
焼き方のポイントとしては、パン自体の厚みがあるパンは、中心部まで温まりにくいので、任意の大きさにカットして、高めの温度で焼くと短時間で「サクふわ」になります。
トーストパンや、丸めたパン、層になったパンなど、同じ生地でも成形の仕方や焼き方が変わるだけで、別物の様な食感や味わいに。
ぜひ様々なパンを食べ比べてみてください♪